漢方相談で妊活!何から始める?(その6)
その6 妊娠できるカラダになること
不妊治療に何年もかけても妊娠できず、あきらめかけていた人が、漢方薬を毎日ひたすら飲んで妊娠されるということがあります。
このような現象は、「妊娠できる状態ではないカラダ」が「妊娠できるカラダ」に変わったからだと、私は思います。
奇跡や偶然という背景は、不妊治療でもどのような場合にでも確率頻度は同様と考えられますので、漢方だけが偶然の条件が多いわけではありませんから、妊娠する・しないの違いは、カラダの状態の違いというわけです。
また、不妊治療に向けて準備をしようと、漢方で体調を整えていたら妊娠されるケースも同じ理由だといえます。
では、漢方的に「妊娠できるカラダ」とはどういう感じをいうのでしょうか。
漢方は、MRIもエコーも血液検査もありませんので、お客さまが発信している情報をもとに判断します。
感覚や主観的なものでもあるので、ほんの些細な情報にも敏感にキャッチしていきます。
お客さまご自身は何気ない、気に留めていない症状であっても重要な決め手になるものも少なくありません。
このような状況を踏まえてみたときに、「血」「腎」「気」のバランスを整えることは、皆さまに共通して必要なことといえます。
「血」は、血液の状態。お客さまの血液の質、流れ、量について検討していきます。
「腎」は、ホルモン分泌や生殖活動のもとになる「精」を調整しますので、若々しく元気なほど活発です。
「気」は、体を運営するエネルギーです。血液のめぐりにも影響しますし、ストレスなど精神的なバランスや自律神経などに関連が深いはたらきです。
個々人の状況に応じて、漢方薬もさまざまです。
「妊娠できるカラダづくり」は、できるだけ早く取り組みたい妊活ですね。
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