漢方の基本。

こんにちは。
大雨、台風、地震・・、自然界の動向に気を抜けない日々ですね。
どうすべきか?何ができるか?を考えるきっかけを、何度も何度も投げかけられているような気になります。

荒天でしたが、土曜日はご来店くださりありがとうございました。
今回は「漢方薬の効果を実感するまでには、どれくらいの期間がかかるか?」に対して、
ご相談の中から参考にしていただけそうな例をご紹介したいと思います。

桃福宝をご夫婦で1週間服用されたお客さま。
2、3日あたりから、足首の冷えが気になることがなくなり、“むくみ“と“だるさ“が改善されたとのこと。
それぞれに仕事が忙しく、夜、帰宅後はぐったりして、会話も乏しい状態だったそうですが、
気分が良く、疲れにくくなったため、元気に過ごすことができる、と驚かれていました。

また、多嚢胞性卵巣と子宮内膜性で前回月経から80日を過ぎ、治療薬の効果もなく
心配してご相談くださった別のお客さまは、治療を休んで体質改善に漢方薬服用して1ヶ月目ですが、
服用して間もなく排卵し、月経も来ました。

いずれも、早くに変化があったので、ご自身でも、偶然なのか、漢方薬の効果なのか、
不思議に思われていますが、実はこのようなケースは珍しいことではありません。

漢方薬は、”薬”ですから、”効果”があります。

ただ、由来が異なりますから、化学系薬剤と比較すると”作用”は異なります。
ですから、使用目的も異なってきます。

「漢方薬って長く飲まなければ効果が得られないのでしょう?」とよく言われます。

妊娠を目ざす場合の漢方薬の効き方には、3つの利用目的があります。
ひとつは、いわゆる対症療法。
化学系薬剤と同じ感覚で、たとえば痛み止めとかのように、数分~数時間という単位で
効果があるものです。

また、生理不順などでは、改善したと確認するには3~4周期安定したら自信が持てると思います。
つまり、1周期が約1ヶ月程度かかりますから、3~4ヶ月程度は期間が必要といえます。

妊娠を目ざす場合は、いくら生理不順が改善したり冷え性が良くなったりしても、
妊娠するかどうか?という結果が求められますから、最低でも、月経周期の安定や体質改善に要する期間は、
見通しとして必要かと思います。

細かいことをいえば、生理周期が安定しなくても、少々不摂生な生活でも、偏った食事をしていても、
場合によって妊娠はできますし、何も理由がないように見えても体外受精をしても
妊娠できないケースもたくさんあります。
それが、妊娠成立の”奇跡”なのでしょう。

でも、”ご夫婦の奇跡”をできるだけ解析して、妊娠の要件を解決していくのが、私の役目だと思っています。

漢方薬の効き目の基本は、「気のせい」にポイントがあります。
「気のせい」とは、漢方では「無形」ではなく、「有形」です。
「気のせい」の「気」は血液や水分と同じように、カラダを巡り、隅々まで元気を運びます。
「気のせいかもしれないけれど、効いている気がする」という言葉の意味は、
「気の存在によって効果が実現した」という確信なのです。

はじめに、「気のせい」を感じることができるかたは、とてもスムーズに
漢方が効きわたっていくことでしょう。

いろいろな「気のせい」を体感してみていただきたいと思います。
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