流産を繰り返すタイプの共通課題とは。
流産は、心身ともにショックが大きく、場合によっては心の痛手から妊娠に対して抵抗感を持つ方もおられると聞きます。
今回のご相談は、一度や二度ならず、度重なる流産に検査を受けても原因が見つからず、不妊治療を始めてみたものの、その後2年経過しても妊娠しないという状況です。
こちらのお客さまは、とにかく体の冷えが強く、毎回生理痛のため痛み止めを服用します。
このことだけでも、血流が良くないことや子宮内面の体温も低そうだとイメージできますが、初期流産では、もっと影響の大きい問題、体質的条件が挙げられます。
「体質」ですから、検査をしても異常はありません。
それゆえ、原因がわからず右往左往されることも少なくありません。
あくまでも経験的な見解ですが、流産されたお客さまからご相談をいただくと、体質的に共通した症状が見受けられます。
ひとつは、胃腸が弱いタイプ。ふだんから下痢や軟便傾向があり、妊娠してからさらに下痢傾向が続いた、と言われます。
また、漢方的表現で「瘀血」があるタイプ。瘀血とは、端的にいえば血流が悪い状態。基礎体温はギザギザで、肩こり·頭痛·生理凝血·冷えのぼせ·肌のくすみ···といった滞りがみられます。妊娠維持には安定した血流も必須です。
いうまでもなく、ですが、事後になり思い当たることとして、ストレスや忙しさで自律神経の緊張がつづいたり、寝不足や体力消耗か激しかったり、自分自身の健康を損なうほどの状態、となれば、妊娠にも差し障りが生じることもあります。
妊娠は「授かりもの」と言われるように、
偶然のこと?!かもしれません···
たまたま?!かもしれません···
漢方では、明らかな体質的な不調の改善を重ね、最小限のリスクにとどめ、お客さまごとに必要な体づくりをご提案しています。
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