残暑時期の生理の異変
日暮れが早くなり始めると、秋の風を感じますね。
今年の夏も暑かった!
でも、まだまだ日中は油断できない残暑が続きそうです。
そんな時期の生理は、ふだんと違っても無理はありません。
生理が早くきた
排卵日が早かった
生理の量が少ない
など、夏の暑さの熱気が体の中にこもると起こりやすい体調変化です。
地域差があると思いますが、暑さのピークを迎えた後2周期くらいは影響が出やすいと思います。
暑い夏が続いているので、お客さまからのご相談も多く、生理にはとても神経質になられることもあり、「もしかしたら?」とネガティブな憶測から気持ちに余裕がない方もおられます。
もちろん、一概に気候のせいと決めつけることはできませんが、もしこの時期に合致しているなら、少し様子をみてもよいと思います。
でも、暑いから仕方ないと、ただ見守るだけでなく、漢方には季節に応じた養生があります。
例えば、キュウリやゴーヤなど夏の野菜は体内にこもった熱を冷ます特性がある、寒天やところてん、わらび餅、海藻、きのこ等はトロトロ成分が体の乾きを潤す、といった具合にうまく利用しましょう。
汗をかくと、水分だけでなくミネラルも一緒に排出されるため、鉄分、カルシウム、亜鉛、ビタミンなど必要な栄養成分も補うことができます。
特に貧血傾向になりやすいのも、この時期は気をつけたいですね。ふと立ち上がった時に立ちくらみが起きたり、昼間に眠気が続くなどは鉄分を含む小松菜や赤身の肉などを積極的に取り入れることをおすすめします。
一時的な変調で済むとよいですが、回復する気配がない場合はお早めにご相談ください。
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