本日の妊娠ご報告より
春風に乗って妊娠のご報告も増えるこの時期、妊娠に至る道のりも様々です。
今回は、ご主人との関係性を考えさせられるご夫婦のお話です。
希望通りに妊娠に至らない期間が続いたとき、たとえば検査してみた方がいいのではないかとか、不妊治療をスタートしようとか、漢方など病院でできる治療以外の方法を試してみようとか、何らかの対策をとられることが多くなると思いますが、その際に必ずしもご夫婦の意見が一致するということはないでしょう。
昨年の11月に初めてお越しくださったMさんのご主人も漢方薬の服用には消極的な考えでした。初回には、何か月で妊娠できるか?妊娠できる割合はどれくらいか?費用が高すぎる、飲みづらい・・・などなど、”不信感全開”という感じでした。Mさんに対しても、だまされているんじゃないか、と言い始めてケンカになる場面もありました。
でも、Mさんの考えは一貫していました。
どうしても赤ちゃんがほしい、反対されようが自分のお小遣いの中からでも費用を都合してでもやってみたい、ということです。
私の役目は、このようなご夫婦が理解し合ってより良い関係を見出され、お二人で前向きな気持ちになっていただくためのサポートです。
時々、分からず屋の男性も女性もありますが、赤ちゃんを授かるのはお二人の考えが一致し協力体制であることが不可欠です。
Mさんは私からのアドバイスに応じ、素直に真面目にご自身の体調に向き合われました。
生活面での工夫の一つ一つが体調の変化となって表れるようになりました。ただ赤ちゃんがほしいと言っているだけでなく、正しい努力をすることが大切なのです。
Mさんは「私は絶対赤ちゃんがほしい!」「漢方で絶対結果ごを出すから!」といつもご主人におっしゃっていました。
そして、漢方薬を飲み始めてから半年を迎える今月、「妊娠判定で陽性が出て胎嚢の確認に至りました」とご主人からご連絡をいただきました。
ずっと反対姿勢だったご主人の、最大限の誠意だと感じました。
漢方もスゴイけれど、やはり妊娠はご夫婦の力です!
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