春の妊活。
数日サイクルで冬と春を行き来する日々ですね。
冬はゆっくり充電の季節でしたが、春は冬に蓄えたエネルギーをもとに活動を始める季節です。
漢方の五臓では、冬は「腎」、春は「肝」の役割が大きくなります。
「腎」は、深く落ち着いて生命力を養います。
「肝」は、神経を巡らせて体を活発にします。
この理論は、自然界の性質であり動物もその摂理の中で生きています。
私たち人間は、冬眠はしませんが、冬には冬に合った過ごし方が自然です。
自然に反すると、無理をきたし、ストレスが大きくなり、バランスを崩しやすくなってしまいます。
漢方的な「腎」と「肝」は、妊娠にはとても大切な役割をもっています。
「腎」が弱れば、老化が加速しホルモン分泌や卵子の老化にも影響します。
「肝」が不足すれば、血液も不足し栄養不足になり、過剰になれば、緊張感が高まってイライラしたりホルモンバランスの崩れにつながります。
春は、活動を始める時期なので、自律神経が不安定になってホルモンバランスが乱れやすくなります。
基礎体温がガタガタになったり、生理周期が乱れたり、不眠やイライラが多くなります。
ふだんからイライラしやすいかたや、いつも忙しく過ごしているかた、情緒が不安定になりやすいかたなど、なかなか自分のための時間がとれていないのではないでしょうか。
1日の時間割に、休養の時間を設定して気分転換をしたり、数時間ごとに深呼吸をしたりして、自分にプレッシャーをかけすぎないようにしましょう。
自分ではストレスを感じていないつもりでも、体調に影響がみられる場合には、漢方薬をお試しください。
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