授かる環境とは。
こんにちは。
明るい日ざしを受けて、はぐくみの雨粒が、緑に映えます。
ご相談にみえるお客さまの中には、妊娠をめざして色々な努力をされているかたもおられます。
卵子の状態を良くない、子宮内膜が厚くならない、何度も移植したのに着床しない・・・など、課題もそれぞれです。
今回は、不妊原因がないのに流産してしまう場合の「育つ環境」について触れたいと思います。
はっきりとした理由がなく流産した場合、2回以上とか高齢とか・・になると、不育症の検査を受けられることも多くなると思いますが、それも異常がない場合・・・いったい、なぜ妊娠できないのか?流産してしまうのか?
明確な理由がないほど、頑気持ちで張っているほど、精神的に追い詰められてしまいますね。
焦りと不安が強くなり、治療のステップアップを急いだりする方もいらっしゃると思います。
不妊治療をどうするか・・という部分と、なぜ・・?という部分は別にして考えることが大切だと思います。
「とにかく不妊治療を受けて早く妊娠したい」という気持ちだけで実現しないのが、不妊症の特殊性だと思います。
治療して治る、というものではないため、不妊治療=妊娠する、とはならないケースのほうが多く、結局は、妊娠できるものは妊娠するし、妊娠できないものは妊娠できないまま、となってしまいます。
漢方は、不妊治療との併用も可能ですが、併用の有無にかかわらず、なぜ・・・?というカラダの声に応えるのが役割です。
つまり「体として授かることが可能な状態」をつくることが第一と考えています。
ご自身の「カラダの声」は、どうでしょうか。
妊娠まではもちろん、妊娠期間中も出産までも、赤ちゃんが安心して育つ「居心地の良い環境」が必要です。
やせ過ぎ、肥満、胃腸虚弱、冷え性など、自分自身の体調自体がよくないようでは、「居心地」にも余裕がないのではないでしょうか。
食事も漢方もしっかりと吸収できなければ、効果的に栄養をつけることができませんし、血流の悪さが冷えを招き、冷えてさらに血行が悪化するというスパイラルから抜け出すことも必要です。
健康を損ねるリスクも早めに解消したいものです。
要するに、自分自身の体調が不安定なのに、子宮の居心地だけが上質であるはずがない、ということです。
まずは、健康なカラダをつくること。
順調な生理にすること。
バランスを欠いた状態で、治療やサプリメントにいくら費やしたところで、先には進めないというものです。
ぜひ、お元気なカラダで、余裕を持って良い妊娠を。
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