悩み多き夏の妊活
「生理が始まりましたが、基礎体温が下がりません」
「今回は生理痛がひどくて」
「経血の量がいつもと違う」
夏には増えるご相談です。
特に妊娠を迎えようとしている方にとって「生理の変調」は大きな不安につながることと思いますが、結論から言えば、「元気なら気にしなくて大丈夫」です。
ですが、実際のところ「生理が変」だったわけで、原因も気になられるのではないでしょうか。
ヒントとして、日常の体調はいかがですか?
のどが渇く、頭痛、体の中に熱がこもる、暑さでだるい、汗をかいて疲れる、明け方暑くて目が覚める、などはありませんか。
気温が高い時はどうしても体に熱がこもりやすくなり、汗をかくことも多く、体内の水分が不足しがちになります。当然、生理に関係する血も水分が少ない状態になり、粘っこくなります。
さらに、こもった熱は炎症を助長し、痛みも増強してしまいます。
子宮内膜炎の傾向がある方や不妊治療で黄体ホルモン補充の薬を服用されている場合は、生理が始まっても基礎体温が下がらない特徴がみられることもありますが、これも同様に熱を帯びたサインと考えられます。
ですから、たまたま夏の暑さの影響を受けているだけなら涼しい環境になれば治まりますし、子宮内膜症傾向の方は悪化の要因とならないよう意識して養生された方がよいといえます。
漢方では、潤い保持に作用するもの、血流をスムーズにする作用のもの等、お客さまの状況に合わせてご用意することができますので、気になられるかたはご相談ください。
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