心の妊活による体づくりへの影響
体外受精も制限回数を消化が進み焦りにも拍車がかかってきた頃、ご相談いただきました。
採卵できても受精しない、
凍結に耐えられない、
さらに採卵を繰り返し、
ついに女性の卵巣機能が低下
初回のご相談時は、この先続けても妊娠にはほど遠いのではないか、と仰っていました。
こちらのご夫婦が漢方薬を服用しながら1年後に自然妊娠に至った理由を考えてみると・・・・
・夫婦ともに、漢方薬服用開始とともに完全禁煙されました。
・夫婦ともに不規則な時間勤務であった仕事の時間を調整し、睡眠改善されました。
・女性は常勤勤務からパート勤務に変わることにより、ストレスが減りました。
・二人で懸命に生活改善に取り組み、漢方薬を欠かさずきちんと服用し、体質改善に努められました。
ちなみに、
妊娠と喫煙に関して、少しまとめます。
☆喫煙による胎児や妊娠への影響☆
【医学報告に見る妊娠と喫煙の関係】
●1日20本以上喫煙する妊婦の自然流産発生率は、 非喫煙者に比べ約2倍高くなる。
●妊娠中の喫煙は、出生後の身体発育や 知能発達の遅延も引き起こす。
●喫煙妊婦の妊娠中期の流産は妊娠初期の 染色体異常による流産と異なり、
喫煙そのものの有害作用に基づいていると推測されている。
●ホルモン治療において、喫煙者の反応は非喫煙者に比べ結果が悪く、
IVF/ETの治療を受けた135名の内、妊娠した35名の内訳は、
非喫煙者の28.8%、たまに吸う人(occasional smokers)の12.5%,
習慣的喫煙者(regular smokers)の中ではゼロであった。
(Cent Eur J Public Health.2001 May)
授かるかどうかは、ご夫婦の気持ちと正しい情報がとても大切だと思います。
ご夫婦により抱える問題点は異なります。
心の妊活も含め、漢方での体づくりをぜひ頼りにしていただきたいと思います。
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