子宮筋腫が再発してしまうとは。
子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣チョコレート嚢腫、など婦人科系の問題があり、手術治療をしてから妊娠をめざすことになったお客さまから8か月ぶりのご相談です。
手術は済んだけれど、再発の可能性もあるとのことで、できればスムーズに妊娠を実現したいとご希望です。
このような場合、漢方では子宮筋腫そのものというより、子宮筋腫のような状態が起こってしまう体質ということに着目します。
つまり、子宮筋腫ができやすい体質を対象に整えることを想定します。
漢方には「瘀血」という概念があり、その特徴として血がドロッとしたり、色が暗赤だったり、月経血に黒っぽい塊が混じったり、生理痛のほか、日常の体調面でも冷え性や頭痛、肩こりや顔色のくすみなど、内面的にも外見からも、ご自身でも血行が悪いと自覚されていることが多いようです。
今回のお客さまは、もとの体質ばかりでなく、仕事柄、時間が不規則な生活、慢性疲労、過度のストレスなど、妊娠を希望される以前から相当ハードな生活を続けてこられました。
年齢を重ね、ご自身の体調を振り返られたときに、生活面にも不調の要因があるのではないか、と考えておられます。
これから、「瘀血」が進まない生活と漢方を活用して、体づくりに取り組まれます。
お体を大事にしていただき、体調を回復に寄り添いたいと思います。
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