子宮内膜症と子宮筋腫と卵巣嚢腫と。
「私には子宮内膜症と子宮筋腫と卵巣嚢腫があるようなのですが、子宮はきれいだと言われます」とおっしゃるお客さま。
以前から職場の健康診断の時には、小さな子宮筋腫がいくつかありそう、と言われたことがあったりなかったり。
別の機会に婦人科で個人的に検診を受けた際には子宮内膜症のような状態があると言われたり、卵巣嚢腫は生理周期によっても見え方が違うことがあるので断定できない、と言われたり、不妊治療中はいつも子宮はきれいと言われており、いったい私の子宮はどうなっているのか知りたい・・と言われます。
不妊治療での診察は、不妊治療に影響がないと判断されると詳細について知らされないこともあり、「婦人科」といっても、あくまでも「婦人科」の中で今回の診察や検査の対象に限られるということです。
いちいち全体を確認するのは煩雑であることも理解できますが、患者さんが自分の状態を把握しておきたい気持ちもわかります。
漢方の場合は、お一人おひとりを、身体だけでなく心まで含めてワンパッケージとしてとらえます。
病院での検査のような細分化された情報を得ることはできませんが、もっと根底にある体質を判別することにより、そこから発生する病気を推察することができます。
そういった観点からいえば、子宮内膜症も子宮筋腫も卵巣嚢腫も、体質的には同じカテゴリーといえます。
「瘀血」という分類の中で体質による区別があります。
ひとつ一つを追うよりも根幹からのアプローチにより、同じ分類の不調を一度に解決することも可能になります。
それは「心」も同様で、一陽館薬局ではしっかりと体質を見極めることを基本とし、お一人おひとりに適切な漢方をていねいにお選びしています。
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