子宮の問題は10%にあり

2回目の移植での妊娠判定が陰性だったことを受け、次回の移植に向けて子宮の精密検査を提案され迷っておられるお客さまのご相談です。
着床にいたらない原因として、おおよそ9割は卵子の質であり、子宮に原因がある割合は1割しかない、とのことです。
言い換えると、9割は子宮には問題がなく、卵子の質が良ければ着床するという意味と受け取れます。

たしかに、卵子の質は大事で、同様に子宮環境も大事ですが、子宮に焦点を当ててみた場合、この子宮の問題というのは”病気や異常”のことであり着床しづらいのも納得せざるを得ません。
では子宮に”病気や異常”がない場合は、着床するのでしょうか。

実際には、質が良いとされる卵子を移植しても着床しないケースは珍しい事ではありませんが、これは子宮の”異常や病気”によるものではなく、”子宮環境の問題”だと思います。

漢方で重要視するのは、着床が見込める受精卵を移植しても着床しないケースです。
もしかしたら、とことん最新医学技術をもって検査すると「問題」を可視化できるのかもしれませんが、いわゆる「体質」としてやり過ごす「好ましくない状態」を指します。

たとえば、「瘀血」や「血虚」といった血の質や量の問題があります。
「血」は漢方では「ち」ではなく「けつ」と呼び、「血液」=「ち」を含む体の養分の役目のものです。
妊娠に関係する働きとしては、「生理」「子宮内膜」などの質やボリュームを構成するものです。
漢方は、臓器や精神、構成成分なども西洋医学での「そのもの」だけでなく、つながりのある概念的要素を含んでいるのが特徴です。

ですから、漢方の場合は「異常や病気を治す」のとは異なり、「異常も問題ない不調を整える」ということになるのです。

もし、どこか腑に落ちない状況がある場合は、「異常も問題もない不調」が影響しているのかもしれません。
一陽館薬局では、漢方理論にもとづきお客さまの体質的な不調を整えることで、着実に前進できるようサポートしていきます。
おひとりでも多くの方が、少しでも早く、今のお悩みから抜け出されるよう寄り添ってまいります。

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