妊娠高血圧にもご安心を。
閉店間際に舞い込んできた「妊娠高血圧症」予防のご相談。
当店のお客さまで、妊娠前から体質について把握しており、妊娠中の体調管理も漢方をご利用の方ですので、継続的な処方管理も想定されます。
今回は第2子妊娠で、前回も妊娠中に血圧が高くなった経験から、今回は早めに対策をとっておきたいとのことです。
前回妊娠時と違って今回は妊娠前から漢方薬を服用されており、妊娠初期の今も安胎薬で維持されていますので、母体の腎精不足により妊娠を保つことが負担となることは少ないと考えられますが、第1子の時からは年齢が上がっていることから油断はできません。
他にもストレス性や遺伝的な要素も原因として考えられますので、漢方的な意味での自律神経と血液濃度の安定から整えていくことを考え、予防していきます。
妊娠中の体調管理は、基本的には産科医の指示と、きちんと検診を受けることが大切ですが、予防や日常的な不調など未病段階の症状への対処には漢方を活用できる場合もあると思います。
西洋医学と異なるのは、病名ではなく体質によって薬(漢方薬)を選ぶので、十分に体調についてご相談いただきたいと思います。
体質的な情報が不十分な場合には、きちんとした対処ができないと判断し、漢方薬をご案内することができないこともあります。
漢方は、心と体、人から人へのエネルギー伝達でもあり、効果を得るには、感覚がとても大事な要素です。できるだけお早めにご相談いただくことをおすすめします。
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