妊娠力を磨くには。

先日発売されました「赤ちゃんが欲しい 2015夏号」にて、

一陽館薬局も「教えて 漢方！」として掲載されていますが、

【授かる人or授かりにくい人 5つの分かれ道】というコーナーがあります。

この”５つ”をご覧になったお客さまの多くがおっしゃるのが

妊娠された方は、「早寝早起き」の大切さ、

妊娠を目指す方は、「ストレス解消」です。

妊娠までは本当にストレスとの戦いの日々が続くことと思います。

漢方相談時にも多くの方が「ストレス」を訴えられ、実際に月経周期や体調への影響もみられます。

心の運び方のアドバイスも私たちのカウンセリングでは大切です。

ときに漢方薬の効き目も左右するほど心（漢方では「気」）は大切なのです。

辛抱の時期を経て、妊娠された方が、過去のご自身を振り返られたときに

最も共鳴されるのが「早寝早起き」です。

命を養うには睡眠が不可欠です。

睡眠の改善によって、多くの方が体調が良くなり劇的に基礎体温が改善される様子を、私たちは見てきました。

「漢方を飲んでも妊娠できない人はいますか？」とよく聞かれますが、

漢方の効果が見えにくい理由の一つに睡眠の問題があるかもしれません。

睡眠が十分でなく、睡眠不足が重なり疲れが抜けない状態で漢方を飲んでみても

妊娠力を高める以前にカラダ本体の体力を補うのが中心になってしまいます。

もちろん、漢方薬は「妊娠させる薬」ではありませんので、

漢方薬を飲んでみても妊娠できるかどうかは、その人次第なのです。

漢方が妊娠実現の土台となる体調を整えることに働いても、それを生かすのはご本人次第です。

「できること」から始めることが大切だと思います。