妊娠力の分かれ道
朗らかな春の様相と裏腹に、今日は「油断するなよ!」と言われているかのような、冷たく強い風が吹いています。
女性の多くが感じたことがある「節目」。
妊娠力については、どうでしょう?
医学的なことは、病院におまかせして、現場の実情をお伝えしてみたいと思います。
年齢でいえば、28才、32才、36才、39才、42才、辺りで段階的にその人なりのターニングポイントを通過されていくような気がします。(あくまでも私の現場の個人的な感覚です。)
人により体力やもともとの状態が異なりますから、他人と比較して高いとか良いとかではなく、その人なりの変化という意味です。
28才までは、体質改善を優先する余裕があります。
32才になると、気になる体調はできるだけ早く対策を始めた方がいいと思います。
36才になると、ある程度、誰もが加齢を感じる頃になりますから、不妊の検査を基本に積極的に問題点を解決する取り組みも必要になります。
39才になると、明らかに体力低下を実感され、場合によっては生理周期にも変化が出始めますから、不妊原因の有無にとらわれず、きちんと体調を整えることが大切です。
42才になると、個人差が大きく目立ち始めますし、予想しない急な変化が訪れることもありますので、無駄のない取り組みを見極めて着実に前進することが結果につながります。
42才以降のかたから、「まだ妊娠できるでしょうか?」とよくご質問いただきますが、ごくスムーズに妊娠されるかたもありますし、奇跡を祈るような状態のかたもあります。
40代になると個人差が大きいので、より個々人に合った方法を見つけることが、結果にも反映されると思います。
妊娠するという本来の力を最大限に発揮するには、何よりもカラダが元気であることが基本だと思います。
無理し過ぎず、闇雲に焦らす必要なことを見極めることが第一歩ですね。
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