多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に漢方でできること
PCOSでは卵子の発育に時間がかかります。
卵巣の中で排卵に向かうべき「代表選手」がひとつに絞られず、複数の候補が並んだ状態が続いてしまうため、排卵が遅延したり起こりにくくなります。
今回は、妊活の初めに婦人科で検査を受けられたところ、婦人科でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断されたお客さまのご相談です。
今まで、数ヶ月おきの生理周期が続いていたけれど、あまり深く考えたことがなかった、と言われます。
「赤ちゃんを授かることはもう無理なのかと」と落ち込んで来られました。
今すぐ妊娠を望んでいるわけではないけれど、このままでは不妊治療でしか授かれないのかという不安、ホルモン剤への抵抗感そんなお気持ちを抱えてご相談くださいました。
漢方から見たPCOSの2つの原因
ひとつは「瘀血(おけつ)」。
血流が滞り、卵子のスムーズな発育を妨げることで排卵遅延が起きやすくなります。
もうひとつは「腎虚(じんきょ)」。
卵子の発育やホルモン分泌を担う「腎」の力が不足し、発育ペースがゆっくりになっている状態です。
生活習慣の見直しも大切です
PCOSの方には甘いものを好む傾向や、胃腸の弱さが見られることが多くあります。
甘いものの摂りすぎには特に注意が必要です。
また、睡眠不足・過労・ストレスは血液をドロドロにしやすく、デトックスの妨げにもなります。
お風呂もシャワーだけで済ませてしまうと冷えや血流悪化にもつながるため、できるだけ湯船につかる習慣を取り入れてみましょう。
「ひとつだけ直せばOK」という話ではありませんが、体質は毎日の積み重ねでつくられます。
思い当たるところから少しずつ整えていきましょう。
漢方の役割
生活習慣の改善を土台としながら、その効率を上げてサポートするのが漢方の役目です。
瘀血を改善して血流を促したり、腎の力を補ったりするアプローチで、体質から整えていきます。
ひとりで悩まず、ぜひご相談ください。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。




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