多嚢胞性卵巣症候群もさまざま

不妊原因有り・・・
「PCOS」(多嚢胞性卵巣症候群)らしく、排卵誘発剤を服用しながらタイミング療法を続けて半年になりますが、なかなか成果が上がらないとご相談くださったお客さま。

たしかに、生理周期は不安定で基礎体温もギザギザで、ギザギザはいっそう増しているように見えます。
排卵誘発剤を服用すると毎回お腹が張って痛くなり、我慢にも疲れたと言われます。

多嚢胞性卵巣は、不妊治療の際に重視される「排卵」への対応が少し異なります。
一般的に、卵子の発育が遅れたり不安定なため、排卵日を確定する目的で排卵誘発剤により卵の発育を促すわけですが、多嚢胞性卵巣の場合は、卵そのものはたくさんあるので、誘発刺激をするとたくさん発育してしまい、結果的に排卵がうまくいかなかったり卵巣が腫れたり、排卵を迎えることがなく卵巣に卵が留まって生理周期の乱れの要因となったりする可能性が高くなるのです。
また、耐糖能異常をともなうことから、将来糖尿病になると心配される方もおられます。

漢方では、多嚢胞性卵巣も卵巣内の循環不良による「瘀血」のひとつと考えられます。澱みと停滞による発育不良といえます。

生理不順の度合いもさまざまで、40日程度から数ヶ月に及ぶケースもあります。

排卵誘発剤を使用しているうちに、うまくタイミングが合えばよいですが、タイミングは合っているはずなのに妊娠に至らないとか、相変わらず生理周期が不安定な場合は、多嚢胞性卵巣体質そのものへの対策として漢方でアプローチすることも検討されてもよいかと思います。

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