原点は生理痛
何歳でも不妊治療をしてもしなくても、生理痛は妊娠力を知るヒントだと感じることがあります。
お二人めを希望されるお客さま。
お一人めを体外受精で授かり、お二人めも体外受精で3回流産し不育症検査では異常なし。
さらに、子宮内膜炎、子宮内フローラ、着床の窓、検査を受けるべきか悩んでおられます。
このようなゾーンに入ってしまうと、視界だけでなく気持ちも窮地に立ってしまうのではないでしょうか。
どんどんミクロの世界観へ向かって、究極の問題点を探すことで道が開けることもあるかもしれませんが、漢方は全体像から見渡します。
まず落ち着いて原点から見てみましょう。
生理周期と基礎体温。
本来あるべきリズムですか。
生理痛はありますか?
軽いです。
どの程度ですか?
痛み止めは1日目と2日目に毎回飲む程度で大丈夫です。
その状態はいつから?
結婚前からずっとこんな感じです。
生理周期は40〜50日、基礎体温は上下のギザギザが大きく、排卵日も読み取りにくい状態でした。
生理痛は痛み止めの必要性を感じない程度に、生理周期は28〜30日程度に、基礎体温は排卵日を境に低温期と高温期に分かれた形に、まずは妊娠の基本となる「生理」を改善して、不妊治療の必要性をあらためて見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。
基礎固めがあってこその応用編かなと思います。
特に病気がなく生理痛がある場合は、漢方での改善はとてもスムーズです。
生理痛が解消すると、生理周期も基礎体温も見違える変化を遂げていきます。
ひとつの要因に過ぎませんが、生理痛がある方は早めに解消することが「体づくり」がスムーズに進みます。
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