原因不明不妊の理由
「原因不明」というのは、医学的に不妊を誘発する原因が不明であるということです。
そして、「原因不明」と「原因がない」とは異なります。
医学的な原因がなくても妊娠に至らないならば、”医学的”以外の「妊娠に至らない原因」を考えてみましょう。
1つめは、加齢などの自然現象です。
年齢的には30歳代後半ですと、体外受精を選択されるケースが増えますが、加齢による妊娠力の低下を体外受精によってアシストするのであって、衰退した妊娠力を回復するわけではありません。
自然現象は、変化のペースには個人差があっても、それ自体は避けられないものです。
2つ目は、体質といわれるものです。
現代医学のように科学的根拠のはっきりしないもの、でも不調のもとになっていると考えられること。
たとえば、冷え性や生理の不調、胃腸虚弱、などです。
体質は、長年の食事や生活習慣によってつくられていますから、日常の生活自体を見直すことも必要です。
3つ目は、パートナーとの問題です。
男性不妊までいかないが、元気不足のご主人、ご夫婦での関係性、生活や方向性の違いなど、コンビネーションに問題があるケースも少なくありません。
自分だけではどうにもならない状況もありますが、お互いに調整しあって、新たな展開を考えてみる必要があります。
不妊症が、いわゆる「病気」であれば、病気の原因があるはずですが、不妊症は病気ではないので、その原因もはっきりとした「異常」として認められないものが含まれるのだろうと思います。
妊娠は男女ペアが必要条件ですので、男性側だけでもなく、女性側だけでもなく、両方の状態を整えることも大切です。
原因不明不妊の原因は、意外と身近なところにあるかもしれませんね。
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