卵子凍結の是非と妊娠
卵子凍結 推奨せず
国内の多くの産婦人科医や研究者が所属する日本産科婦人科学会の専門委員会は、若い健康な女性が将来の妊娠・出産に備えた卵子の凍結保存を「推奨しない」とする見解をまとめた。
凍結した未受精卵(卵子)は凍結受精卵と比べて妊娠率が低いこと、卵巣を刺激する排卵誘発剤は体に負担がかかること、解凍後に受精卵を戻す際の高齢出産に伴う合併症などを指摘したうえで、生まれる子どもの健康に与える影響も不透明だとし、年齢を問わず推奨しないとした。
(2015年2月26日) 【北陸中日新聞】
不妊症や妊娠に対する前向きな議論に対し、別のところで一人歩きしているように感じてしまう「卵子凍結」。
せっかくの先端科学が、本質的な理解を経て、有効に活用され、幸せに繋がるものであってほしい、と願うばかりです。
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