卵子の質を高めるために、本当に大切なこと
「卵子の質を上げられるなら・・」
「卵子の老化が改善できれば・・」
という想いは年齢に応じて多くなることでしょう。
「卵子の質」という言葉はよく使われますが、実際には受精する力、受精後に発育する力、染色体の安定性など、さまざまな要素を含んだ総合的な概念といえます。
年齢とともに卵子の染色体異常が増えることは知られており、根本的に若返らせる方法は現在の医学でも確立されているものではありません。
しかし、卵子が育つ環境を整えることは可能です。
卵子は約6か月かけて成熟します。
その間の血流、栄養状態、ホルモンバランス、睡眠、炎症の有無などは当然、卵胞の発育環境にも影響します。
漢方では、「卵子の質」を卵子単独で考えるのではなく、生殖能力を支える「腎」「血」「気」のバランスを重視します。
「腎」は成長や生殖を司る働きであり、加齢や過労によって低下しやすいと考えられています。
腎の力が不足すると、卵胞の発育力や妊娠を維持する力にも影響が現れやすくなります。
また、「血」は卵胞や子宮へ栄養を届ける役割を担います。
血虚の状態では卵胞の成長に必要な栄養が十分に供給されにくくなり、月経量の減少や子宮内膜の発育不良として現れることがあります。
さらに、「気」の巡りが悪くなるとホルモン調節や血流に影響し、瘀血や湿熱を生じやすくなります。
特に湿熱体質では慢性的な炎症傾向を伴いやすく、子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの要因としてもとらえられています。
つまり漢方では、「卵子を良くする」というよりも、卵子が育ちやすい体へと変わることによって、結果的に「質の整った元気な卵子」につながると考えるのです。
同じ年齢であっても、卵胞の発育や胚の成長、妊娠経過には大きな個人差があります。
睡眠、食事、胃腸機能、冷え、ストレス、月経状態など、全体のバランスを整えることが妊活の要となります。
卵子は体の状態を映し出す鏡のような存在といえます。
一陽館薬局では、お一人おひとりの体質や妊活の状況に合わせて漢方相談を行っています。
卵子の質についてご心配な方は、お気軽にご相談ください。




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