卵子の質が低下するまでに
良質の卵子がとれません、
卵子の質が足りず治療が進みません、
というご相談が実に多いのですが、多くの方は初めは状況は違っていた・・とも言われます。
体外受精で採卵の回数が重なるほど成果が上がらなくなっていく現象は珍しくありません。
体外受精では、とりあえず1回試しにやってみて次回に向けてよい方法を探る、というイメージをお持ちの方もおられますが、私は「今回が最後」であり今回で結果を出す!という気持ちで最大限の対応をご案内しています。
回数を重ねることは、治療期間が延びるだけでなく、その先に”当たり”を引き当てるという保証がないからです。
何回でも続けていればそのうち・・ということはなくて、逆に、やればやるほど・・との戦いになっていくのです。
ですから、とくに体外受精では、卵巣機能が低下し始めて卵子の質が弱くなってくるまでに結果を出すことが大切なのです。
ピークを過ぎて下降線に転じるのと比例して、あせりが強くなっていきますからストレスでコンディションを崩す場合も出てきます。
卵子の質は低下してしまってから良くすることを考えるのではなく、良好な間に全力を尽くす、良い状態ができるだけ長持ちするよう漢方で補うことをおすすめします。
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