十人十色?!

こんにちは。
奈良は盆地ですから、視界をふちどる山々が、緑のモコモコペンで書いたかのように、日に日に盛り上がってきます。
 
 
今日は、長く不妊治療を続けて来られたお客さまのお話です。
 

彼女は、昨年から不妊治療を再開されました。
3軒目のクリニックです。

 
40才を越えて数年が経過し、転院前のクリニックで幾度となく受けた採卵も、ショート法では卵子の獲得ができなくなる中で、ご相談にみえました。
 

何年もの間、治療のための薬で月経周期をつくってきたために、ご自身の排卵や月経周期もわからなくなっていましたが、漢方を始めたところ、スムーズに自然排卵が回復され、月経周期も安定してきたため、以前の治療が成立しなかったのは、その方の体力的な限界以上に、長期の治療ダメージが大きかったのではないかと考えられました。

 
月経周期が回復されたので、漢方と併用して、体力や卵巣機能を保護しながら、加齢によるリミットを効率でカバーできる方法を選択するために、3軒目のクリニックへ転院されました。
 

転院してすぐには受精をクリアすることが難しい状態が続きましたが、根気強く漢方を服用しながら、体調が良いときに自然採卵を試みました。
 

1ヶ月経てば1ヶ月分年齢が上がるわけですが、彼女の場合は、年齢に反して卵巣機能がドンドン回復していきました。
40才代半ばにして、3個の胚盤胞を確保できました。

 
漢方をスタートしたときから、移植に向けて受け入れ環境の準備も重ねてきましたので、満を持しての移植でしたから、妊娠が実現されました。

 
お客さまは、絶望ギリギリからの漢方がきっかけとなって、クリニックによって治療法は多彩であり、ある程度主体性をもって選択することも大切であるということや、長く続く治療の中で、”薬”に対して疑問や必要性を考えることもなく、理解を深めることもなく受け入れてきた感覚への気づきがありました。

 
妊娠へのリスクが大きいほど、個々人の状態に応じた対応が求められる時代になったと感じますね。
 

「悔いのない妊活」と言う方がいらっしゃいますが、ご自身の可能性の限りを尽くしてこその「悔いなし」と言えるのではな
いかと思います。

 

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