動物性生薬の強み
「精力増強」といえば、少し前なら中高年男性に付随するイメージでした。(あくまでも、私の個人的なイメージですが。)
スッポンやマムシ等は、いわゆる「精力剤」としての位置づけでしたね。
漢方薬の構成生薬には、植物由来と動物由来があります。先ほどのスッポンやマムシは動物性の成分です。
近年、不妊症が増え、「原因不明」や「加齢」など体質や体力といった不妊治療だけでは対処しきれない状態が多くなっています。そのような場合には不妊治療をすればするほど結果的に長期化してしまう様子もみられます。
この「原因不明」や「加齢」等の要因は、男性も同様です。男性も35歳を過ぎると加齢の影響が出始めます。
カラダ本来の「妊娠力」とは、「生命を生み出す力」であり、生命を生み出すには、カラダ本体が生命力に満ちている状態が必要です。この生命力を精力というのです。
植物性漢方薬で穏やかに体質を整え、動物性漢方薬でしっかりと「精」を補うということで、「体質的な不妊」や「加齢による機能低下」の両面からアプローチすることができるのです。
服用した実感としては、植物性漢方薬が「体が楽になった」だとすれば、動物性漢方薬は「元気になった」という感じでしょうか。より積極的なのが動物性成分で、カラダに不可欠であり穏やかで継続的なのが植物性成分なのです。
お客さまごとに状態に合わせて組み合わせています。
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