効率よく妊娠を成功されたお客さまの話
先日、4周期目で妊娠陽性判定を獲得されたご夫婦の例です。
もっともシンプルに妊娠されたケースではないかと思いますので、少しご紹介いたします。
ご自身が生殖医療の専門家としての職をお持ちでしたが、
専門であるがゆえに考えるところもあり、初回のご相談は本気の妊活を考えていったん退職をされたタイミングでした。
これまでは、仕事と不妊治療を両立するため、通いやすさを優先してクリニックを選んでおられましたが、
体外受精の覚悟を決め、漢方で体調を整えながら妊娠をめざしたいとのご相談でした。
ご自身でも色々調べて、このクリニックへ行ってみたいと思っています・・と言われたのですが、
常々「クリニック選びは本当に大切」だと感じることも多いため、ご自宅から通える範囲の最大限という条件から一緒に検討しました。
クリニックを選ぶにあたり何より大切なのは「ご夫婦の希望に合っているか?」ということではないでしょうか。
結果的に妊娠できればよいですが、半ばあきらめざるを得ない状況に追い込まれて「ダメもとで漢方」という方のご相談を受けていますと、ここまでになる前に、どこかの段階で何か手立てがなかったのだろうか・・と、やるせない気持ちになることも多く、1個、1回・・を大切に慎重に考えていただければと願うのです。
漢方は最終手段のようお考えの方もおられますが、そう言いながら多大な期待を込めて「ダメもと」と扱われます。
もちろん、「ダメもとからの奇跡」の感動もたくさんありますが、最先端の医療を尽くしてからの奇跡は、そう簡単に起きるものではありません。
それなりの覚悟が必要になります。
深刻なストレスの中で頑張るよりも、ベストな体制でスタートするほうが、同じ道でもスムーズです。
クリニック選びから、治療への向かい方、理解のしかた、検査やスケジュールなどについてのアドバイス、など漢方相談では、いろいろなご質問があり、それは、医療的な部分に差し障る内容ではなく、個人的な部分の日常生活に準じた内容で、都度、一緒に考えて提案をしました。
1回目の採卵と1回目の移植で、結果につながったのは、お体と1回、1個・・を大切にして進まれたからだと思います。
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