効く漢方と効かす漢方。
・漢方は、効果が出るまでに時間がかかるでしょう?
・どれくらいの期間で効果が出ますか?
よく訊かれることです。
お気持ちもよくわかります・・・
漢方薬の効果は、服用された分の作用があります。食事と同じで、食後に血糖値が上がるように、血中濃度が上がるに合わせて効果も出ます。
つまり服用から数分でも効き始めます。
ここで問題なのは、服用するかたが、どのような効果を期待されているか、ということです。
それに対して大切なのは、漢方薬自体の品質や処方力です。
漢方、漢方、とは言っても、品質的に信用性の低いものであったり、体質や状況にミスマッチであれば、効果として得られる部分が少なくなって、結果、時間がかかります。
どのような効果を求めているか、つまり、「漢方のようなお茶」なのか、漢方的なサプリメント」なのか、「本気で体質改善する漢方」なのか・・・。
最近は、”漢方”を謳うものにも様々あり、ご希望と作用が合わないと、なかなか成果は上がらないでしょう。
惑わされない見方も大切ですね。
また、漢方薬を効かすカラダがあってこそ、スムーズに良く効きます。
これも食事と同じように考えていただくと、まず、胃腸の調子により消化吸収が大きく変わりますし、ストレスなどで自律神経が乱れると、代謝も低下して利用効率が悪くなります。
つまり、受けいれ態勢が不安定だと、一定の効果が得られるにも時間がかかるということです。
これは漢方薬に限らず、不妊治療の薬剤でも同じことがいえます。クスリの作用の問題ではないということです。
このように、体調そのものが不安定だったり、健康面て支障があるような体質的問題は、まずは、効かすカラダをつくることも併せて考えていきます。
それと多くのお客さまが気にされる「年齢による衰え」も効果の出方を左右します。
仕方がないことですが、仮に同じ人が25歳の時と35歳の時と45歳の時に、同じように漢方薬を飲まれたとすれば、やはり若い方が成果が上がりやすいでしょう。
しかしながら、漢方には、独特の理論があり、生殖を担う力を最大限発揮するための処方や、さらに私どもでは、細胞自体の活性化まで考えていくことで、その年齢なりの最大限を実現するようサポートしていきます。
妊娠・出産が実現するまでは、どのような時間も長く感じられ、貴重な時間だと思いますが、落ち着いてご自身に必要な方法を見つけていただきたいと思います。
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