元気な卵子をつくろう!〜陰陽バランス編〜

漢方では、体のバランスを「陰」と「陽」の調和で考えます。
「陰」と「陽」は、対極にありながら変化する性質のもので、
「動が極まって静となり静が極まって動となり、動の中に静があり静の中に動がある」のように
「陰」と「陽」は割合が変化しながら常に相対的であり、1つのものを形成している関係にあります。

卵子の質を高めるためには、この陰陽のバランスを整えることが重要です。
このバランスを無視して一定概念のみの対処をすると偏りが生じて逆効果になることもあります。

妊娠に関係する事象を陰陽論で考えた場合、陰は女性を示し、体を潤し過剰な熱を冷ますエネルギーであり、基礎体温の低温期、卵胞発育、おりものなどの分泌液や血液などが属します。
陽は男性を示し、体を温め、活動を促すエネルギーであり、排卵や着床をサポートする働きです。
相対的であることを生かして常に陰陽は偏らない関係を保っていますが、陰が不足すると、卵子の成長が不安定、卵子の発育不良、子宮内膜が薄い、不眠やほてりなどが起こりやすくなり、陽が不足すると体が冷え、高温期が不安定になり、血流が悪く瘀血が起こりやすくなります。

不妊治療で使用されるホルモン剤は「陽」に傾き、マカ、ニンニク、カキ肉エキスなども陽の作用が強く、これらは単剤での使用は陰陽バランスを壊す可能性があり注意が必要です。
サプリメントの中には、しっかりとした作用を期待して短時間で実感できることばかりを求めて「陽」のものばかりを配合しがちで、一時的には良さそうな感覚があっても継続することはおすすめできないものも見受けられます。

一陽館薬局では、漢方専門薬局、薬剤師の見地からサプリメントの活用法についてもアドバイスさせていただきます。
特に妊活を目的としたサプリメントは種類が多く、同じ成分を表示していても価格に差があったり、宣伝や紹介で漫然と続けられているケースもあり、信頼できる専門家へ相談してどういったものが必要か、合うのかなどを理解して利用されるほうがよいのではないかと思います。

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