保険適用時代の不妊治療における漢方の賢い活用法<治療前のかたへ>

不妊治療が保険適用になり、ますます「妊活=不妊治療」というイメージが強くなったように感じられますが、私が子宝漢方相談を始めた20年前は、自然妊娠≫不妊治療という時代で、家族にも内緒で通院したり、不妊治療をしていることが知られると心ない言葉を受けたり、自然妊娠が圧倒的当たり前、という考え方が一般的でした。

女性の社会的立場の変化や少子化問題などもあり、また医療の進歩もあり、時間の経過とともに以前のバランスが逆転してきたようにも感じます。

子宝漢方の分野も世間の流れに沿って注目度も変わってきましたが、おそらく20年前も今も変わらないのは少数派の味方になれることです。
大きな流れに乗れないかたや何から始めればよいかお困りのかたも、少数派であるからこそ、途方に暮れるお一人おひとりに寄り添うことができます。

特に、今回テーマとしている「治療前」のかたは、さまざまなご希望を持ちながら思うようにいかなかったり、迷われている例も多く、治療前の子宝漢方相談についてまとめてみます。

不妊治療前の主なご相談ポイントとしては、
「治療を始める前に気になる体調を整えたい」
「不妊治療を検討しているが、体調を整えることで自然妊娠の可能性も期待したい」
という2つが挙げられます。

次に挙げる、漢方における「体づくり」のチェックポイントに従って、まずはご自身の体調を見直してみていただきたいと思います。
◎生理周期は安定していますか?
◎生理痛やPMSがひどくないですか?
◎月経血が黒っぽくドロドロとしてレバー状の塊が混じったりしていませんか?
◎月経血の量が多すぎたり少なすぎたりしませんか?
◎体が冷えやすく、また冷えによる慢性的な不調にお困りではありませんか?
◎毎日疲れ過ぎていませんか?
◎ストレスで辛くないですか?
◎熟睡または睡眠時間は確保できていますか?

漢方では、このような自覚がある場合、五臓六腑のつながりの中でも生殖活動の基本となる「腎」、生理の調整にかかわる「肝」、栄養補給を担う「脾」にポイントをおいて子宮や卵巣機能など生殖にかかわる分野と、元気に赤ちゃんと出会うまでの段階で必要な働きとして、着床や妊娠維持、卵子や赤ちゃんの発育、ホルモン分泌やバランス調整力などを改善したり整えたりする余地があると考えて、お一人おひとりの体質に応じて整えてまいります。

妊娠だけでなく、無事にご出産いただくことまでを「体づくり」として捉え、
しっかりとお客さまに寄り添いうことが私の役目です。

これまでに漢方に触れる機会がなかった方も、先入観でなかなか一歩が踏み出せずにおられる方も、すでに漢方を試されたことがある方も、まずは、ご相談いただくことが第一歩かと思います。

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