体外受精スケジュール、移植いつにする?
春に向かう時期は、仕事の面でもさまざまな変化が起こりやすくなりますね。
ご夫婦ともにお忙しい毎日の中、体外受精に臨まれたお客さまですが、ようやくの決意で不妊治療のための休暇を申し出られ寸分の時間もとれない状況で治療が進んでいきました。
立場上の忙しさだけでなく、人手不足も重なって多くの業務をこなしながら通院を開始されましたが、検査を受けると年齢のわりに、AMHが低いことがわかりすぐに体外受精をすすめられたとのことです。
排卵誘発でも数多くの卵子は期待できないと言われながら、心にいっぱいの思いを抱えながらなんとか踏ん張っておられる様子が痛々しく感じられました。
ご相談の時間もままならないですが、できる限り細かに連絡を取り合いながらポイントと注意点をお伝えしていきます。
ようやく確保できた胚盤胞は1個、グレードはベストとは言い切れませんが十分に期待できそうです。
でも、1回の移植分しかありません。
本来なら移植は数か月体調を整えて・・とおすすめするケースなのですが、お仕事の都合もあり次周期での機会を見送ると、次回の治療の目途は立たない状況です。
重要な任務に就かれている方ほど、心苦しい条件が重なるものです・・・
漢方でできることは、少しでも体力を補い疲れとストレスを軽減すること、働きが弱っている卵巣の元気を補うこと、移植に向けて子宮環境を最大限整えること、そして私ができることは状況を受けとめ、必要な対策のご案内と、25年にの相談経験で培ったノウハウをもとに適切なアドバイスをしてサポートすることです。
力み過ぎず、適切に、着実に、が合言葉です。
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