似て非なる漢方

女性の味方の代表薬として広く知られている「婦宝当帰膠」は、ファンの多い一品ですが、病院や市販薬で同じように”当帰”を主体とした処方で「当帰芍薬散」があり、汎用されており、ご存知のかたも多いと思います。

”当帰”という生薬は補血薬として、血液不足や血行不良によって起こる冷えや月経不順、月経痛、更年期障害などの改善を目的に使用されています。

当帰芍薬散は産婦人科で保険処方とされる場合も多いですが、実際、効果を実感できているという方は多くないのが現実のように思います。

一陽館にご相談にみえたお客さまの中には、ご自身で服用していながら、「漢方は時間がかかる」「漢方薬の効果はマイルド」などと理由付けをして実感がないまま漫然と服用し続けているケースも見受けられます。

「漢方は時間がかかる」「効き目がゆるい」「漢方薬だって副作用がある」という先入観は、都合良く一人歩きして、保険の利く漢方薬も、市販で体質判断なしでも購入できる漢方薬も、そして私どものようにきちんと時間をとって体調を確認して体質判断をする漢方も混同されている場合は要注意です。

婦宝当帰膠と当帰芍薬散の大きな違いは、当帰の含有量です。

当帰芍薬散では当帰は4割程度、婦宝当帰膠は7割を占めており、この差が「実感の差」に表れているとも考えられます。

婦宝当帰膠は、1回目の試飲だけでも「体がポカポカ温かい」というお声がきかれます。

寒い時期には、冷え性対策だけでなく生理痛や乾燥肌対策に保健薬としてもおすすめです。

さらに大きな違いは「阿膠」で、婦宝当帰膠は、阿膠を含むことで潤いや弾力を増し、粘液増加、経血充実、補腎作用によるホルモン分泌や卵子充実など生殖力を補う働きがみられます。

婦宝当帰膠は、化学系の防腐剤を使用していないので、妊娠中も安心です。

いずれかが勝るとか劣るではなく、体質に応じてより適したものを選ぶことが大切だと思います。

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