今、漢方が必要な理由
「こうして、ようやく漢方にたどり着きました・・」と言われることも多いのですが、専門的な漢方療法はいまだに最終手段のイメージを持たれたり、漢方薬は不妊治療の一環で健康保険の範囲内で”飲まないよりマシ”のような認識を持たれたりすることがあります。
でも、私は、漢方こそ手始めの第一歩となる手段だと思います。
最近の正直な印象として、20年くらい前(古い話ですが)とは、社会的背景も逆転し、医学の進歩もあり、不妊治療を受けることがスタンダードのようになって、不妊治療に抵抗がある、または病院へ行かないと出遅れ感があったりするとの声も聞かれます。
ただ、基本的には現状として、女性の体で妊娠し出産を迎えることを考えると「妊娠に適した体内環境」ということは必須条件です。
その必須条件を好ましい状態にすることは、最優先事項ではないでしょうか。
時間がかかる、かからないの問題ではなく、必要なことだと思います。
順番を取り違えないことも遠回りしない方法として大切な考え方だと思っています。
では、実際にどうして、”今こそ、漢方”なのでしょうか。
不妊症には漢方が必要な理由
◎西洋医学だけでは「原因不明」が多い
病院での検査では「異常なし」と言われるのに、なかなか妊娠に至らない——
こうしたケースは「機能性不妊」と呼ばれ、全体の3〜4割に上るとも言われています。
漢方は、医学的な検査には現れない「体質の偏り」「エネルギーの流れの滞り」などを見極めることで、根本的な体づくりに対応していきます。
② 体全体を整える“妊娠しやすい身体づくり”
漢方では子宮や卵巣の働きだけでなく、「気」「血」「水」のバランスという視点から全身の調和を重視します。
・冷え性
・疲れやすさ
・ストレス
・月経不順やPMS
など、日常の不調を改善することで、自然に逆らわず妊娠力そのものの底上げをしていきます。
③ 年齢や体質に合わせた“オーダーメイド”対応
漢方は「年齢・月経周期・体質・生活習慣」に合わせて、きめ細かく対応できます。
・高温期が短い
・基礎体温がガタガタ
・排卵が安定しない
といった周期の乱れにも柔軟にアプローチできるのが特徴です。
④ 心のケアも同時にできる
不妊治療中は、不安や焦りなどのストレスも強くなると思います。
漢方では自律神経やストレスコントロールの要となる「肝」のバランスを整えることで、メンタル面での安定もサポートします。
妊娠には「心と体の両面の健康」が必要不可欠だと考えています。
⑤ 妊娠前〜妊娠中〜産後までサポートできる
漢方は、妊娠前の「準備期間」だけでなく、
・つわり
・流産予防
・安胎
・産後の回復
にも活用できる、一貫したサポートが可能です。
また、妊娠を支える日常の体調サポートもしっかり対応しています。
不妊治療という土俵の中だけであれこれ試行錯誤を積み重ねるよりも、少し視野を広げると、今までとは違う景色があると思います。
一陽館薬局では、お一人おひとりの心と体を大切にした効率のよい妊活をご提案しています。
ぜひ、先入観にとらわれず、漢方で妊娠力をレベルアップしていきましょう。
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