不正出血も、経血塊も、肌荒れも・・。
漢方には、ときに瞑眩(めんげん)といって、”カラダが変わり始めるサイン” のような症状が現れることがあります。
「好転反応」として、”良い兆候” と受けとめるべきですが、ときに、これまでにない違和感や症状に驚いたり不安に感じるのも当然かもしれません。
瞑眩は、一般的に初期反応のひとつですから、漢方薬の服用開始当初に起こります。
1週間以内・1周期目・1ヶ月以内・第一期・・・など、これまでのカラダの状態が漢方薬の作用により、”良くなる=これまでと違う” 状態をめざす動きが ご自身にとって不調に感じることもあるのです。
先日のお客さまは、体質的にアトピーの要素はあるものの皮膚症状はありませんでしたが、桃福宝を服用して2~3日目から顔まわりに肌荒れが目立ち始めて1週間ほど続き、2週間程度できれいに治まっています。
また、初回の周期に排卵前4~5日不正出血があり、これまで一度も不正出血などなかったので、漢方のせい?かと不安になられた方や、初回の生理で経血に塊が混じり、これまで見たことのない大きい塊でしたから、どこか悪いのでは?と心配されたお客さまもあります。
もちろん、その人の背景や体質により、適切な判断をしなくてはなりませんが、挙げました”不調” は、瞑眩の1種だと思われます。
ですが、もっと大切なことは、経験のない不調があったときには、まず、ご連絡をいただき、ご確認いただくことです。
なぜなら、瞑眩は、「漢方薬がとてもよく効いているサイン」でもあるからなのです。
不安や心配からの自己判断で停止してしまうことほど、勿体ないことはありません。
効いている事を体感しながら、良くなることから手を引いてしまう・・というのは、実に残念だと思います。
瞑眩と思われる場合のチェックポイントを挙げます。
・症状が3日以上経っても、ましにならない(ドンドンひどくなる)
・日常生活に支障を来す場合は、一時的に反応を緩やかにするために、漢方薬の服用量を減らすことがあります。
・ひとりで判断しないで、お気軽にご相談ください。
・瞑眩ではなく、お体に合わない場合は、処方変更可能です。
さて、振り返ってみれば瞑眩だった・・というかた、たくさんいらっしゃると思います。
桃福宝も一陽館の漢方薬も、「効くかどうかわからないけれど、長期間かかって飲めば、もしかしたら効いてくる・・」というようなものではありませんので、瞑眩も起こるときは起こります。
きちんと効いている証拠でもあるのです。
桃福宝1周期目で、不正出血に驚き服用を止めてしまった人もあれば、驚いてすぐ一陽館に連絡をいただき理解して3ヶ月以内に妊娠した人もあります。
カラダのことですから、100%はありませんが、経験的に対策をとることができますからご安心いただきたいと思います。
結果を分ける瞑眩・・
そんなに頻度は多くはありませんが、疑問や不安をご相談いただくことで、解消できるかどうかが変わってきます。
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