不妊状態脱出は基礎体温から

不妊症にかぎらず
ホルモンバランスに不安を抱え、婦人科系を受診すると
大抵、基礎体温を記録するように指導されることと思います。

ホルモンバランスに不安、とは
言い換えれば月経周期が不安定である可能性が高い状態
生理不順、無月経、不正出血・・・など。

特に女性は、色々なバランスのなかで
常に良い状態を保たねばなりませんね。
生命の、とりわけ「女性のカラダの神秘」と感心します。

さて、店頭での不妊解消への取り組みに関する漢方相談でも
多くの女性が基礎体温表を持参されます。

ですが、
この基礎体温、「測定のしかた」に問題のある方が意外に多いのです。
測定時刻が一定でない
睡眠時間が多い日や少ない日が混在する
・・・これだけでも十分に誤差が出てしまうのです。

さらに
基礎体温測定の目的は、
バランスやリズムというものの「傾向」を確認するものであり、
正しいとか間違いというものでもないので
一喜一憂したり、
高い・低いと日々の温度自体に注目するためのものではないのです。

また、ときに厄介なのは
イライラや多忙などの精神状態や生活環境なども
キッチリ表れることです。

毎日お客様の多くの基礎体温表を見せていただきますので
前回のご相談から今回までの間のお客様の過ごされた時間が
どのような感じであったかが
基礎体温表からハッキリ読み取れます。

だから、頑張りすぎないことも大切だと思います。

基礎体温をつけることがストレスになってしまうようでは
意味がありません。

肩の力を抜いて
無理のない範囲で、可能なことに取り組みましょう。