不妊原因は男女半々?!

男性不妊のご相談は、以前に比べれば増加しており、精子の調子を整えることが妊娠に向けての大きなポイントであるケースも多くなっており、意識も高まっていると感じます。

しかしながら、不妊の定義として「不妊原因の半分は男性にある」ということから見れば、まだまだ女性と同じ目線までは届いていないようにも感じます。

実際に男性のみで相談に来られるケースはそう多くはありませんが、漢方相談としては、大きく2つの要素からお話をうかがいます。

1つは、体質的側面です。
もともと胃腸が弱くお腹の調子を崩しやすい方は、漢方的には、活動の意欲やエネルギーが不足しやすいタイプ、
また、精子も年齢とともに弱ってきますので、気力体力を補うことが基本です。

もう一つは、生活面の影響です。
男性は女性のように周期性があるわけではありませんので、良くても悪くても変化があらわれやすいという特徴があります。
たとえば、不妊治療中の定期的な精液検査で、その時々によって数値にばらつきがあるように、一時的なストレスや睡眠不足などの影響を受けやすいのも、男性特有のものだと思います。
食事や生活リズムなど、長年の生活習慣の積み重ねは「第二の体質」と言ってもよいかもしれません。
女性のご相談に比べ、日常の生活についてより具体的に詳しくお伺いしていきます。

男性不妊において漢方で整えるポイントは大きく3つです。
まずは、疲れや年齢的な体力低下に対応する「腎精」を高めること、体質的なエネルギー不足やストレスによる気力消耗に対応する「補気」、そして、めぐりやデトックスを促進するための「駆瘀血」があげられます。

男性の場合も、そのかた本人が「元気で快調」であれば、その分身ともいえる精子も力が発揮できると考えられます。

医学的な治療対象でない場合、漢方では、まずは生活習慣の見直しが最優先です。

漢方は漢方薬という「薬」としての役割と、「気」という薬を効かすカラダの体制の両方がそろってこそ、より有用性が高まります。

まずは、興味をもって無理なく取り組めることから始めていただくことが大切だと思います。

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