不妊カウンセリング学会にて
6/2(土)から6/3(日)にかけて、東京で開催された「不妊カウンセリング学会」に行ってきました。
土曜日は、どうしてもご相談予約が多く、調整が難しかったので、日曜日早朝からの日帰りでした。
仕事の関係で出かけるときは、少々遠方でも、基本的に日帰りです。
さて、今回の内容で、私なりに”やっぱり”と思ったことをお伝えします。
近年、2015年頃には、体外受精において、凍結胚移植による妊娠成功例が新鮮胚移植例の3倍程度となり、大きく上回っているとの報告がありました。
治療施設や方針と、胚や女性の状態にもよるとはいえ、判断されるのは施設側でも、決断は患者側ですから。情報として、患者側も知っておいてもよいと思います。
私たちの現場でも、漢方的にも、採卵で負担をかけた直後の時期よりも、きちんと受け入れ態勢を整えて着床を目指す方が有利と思われるようなケースに遭遇する機会がたくさんあります。
一定の集計というのは、「過去」の集積です。
過去の集計結果を今後に活かしていくという繰り返ししかないのはわかっていても、この一瞬を大切にしたいお客さまにとっては、この瞬間瞬間が「過去」となっていくわけですから、いかに「今」「正しい」決断をするか、ということが必要だと思います。
今の最高が、未来に正しいかどうかはわかりませんが、手探りながらもできるだけ「信頼できる根拠」をみていきたいですね。
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