タイミング法やAIHで妊娠しない原因に、まさかの“免疫”?

その原因は、“免疫”かもしれません・・・。

排卵もしている、精子の状態も悪くない、タイミングも問題ないのに、なぜか妊娠しない・・
原因不明の不妊となると手立てがあるのか悩まれる方もいらっしゃると思います。

妊娠を望んでいるのに、なかなか授からない原因の一つとして「免疫性不妊」があります。
これは、女性や男性の体内で「抗精子抗体」が作られることで、精子の運動性が低下したり、子宮内に進入しにくくなったりして受精が妨げられる状態を指します。

通常は、免疫系が精子を異物とみなさないように働いていますが、抗精子抗体は、何らかの理由で免疫機能が誤作動し、精子を攻撃する抗体を作り出してしまうものです。
この抗体が精子の動きを抑制したり、精子同士を凝集させたりすることで、妊娠のチャンスをブロックしてしまって自然妊娠が難しくなるのです。
タイミング法や人工授精でうまくいかないときやフーナーテストで精子の動きが悪いときなどに確認されることもあります。

免疫性不妊の原因としていくつかの要因が考えられます。
・過去の性感染症や子宮頸管炎などにより免疫系が過剰に反応する
・手術や流産によって精子が体内で異物と認識される
・ストレスやホルモンバランスの乱れにより免疫システムが不安定
・もともと自己免疫系が過剰に反応しやすい体質

漢方では、免疫性不妊を「瘀血」「気血両虚」「陰虚火旺」「腎虚」などの視点から捉えます。
免疫系の過剰反応により、血流が滞りやすくなり「瘀血」を生じると子宮環境が悪化し、抗精子抗体が作られやすい状況になってしまうため、血流を整える漢方薬で瘀血を改善します。
また、体のエネルギー不足により、免疫機能が乱れ、ホルモンバランスが崩れてしまっている状態である「気血両虚」を改善するためには、気血を補って身体を元気にし、妊娠しやすい体質へと整えていくことが大切です。
さらに、身体に必要な潤いが不足すると、炎症や過剰な免疫反応が起こりやすい状態になるため補陰によって炎症を鎮めてバランスをとることが必要になります。「陰虚火旺」は、特にストレスや食事や生活習慣の影響が大きい場合に見られます。

「免疫」は本来、体を守るためのものですが、さまざまな条件により妊娠をも排除しようとしてしまうこともあります。

漢方は直接的なアシストはできませんが、体質改善によってお体本来の働きを回復するよう働きかけます。
一陽館薬局では、漢方でできる免疫性不妊のサポートとして、適切な漢方に加え生活習慣の改善のご相談も承ります。
お一人おひとりに合った体質改善をご案内していますので、カラダそのものを妊娠しやすい状態に整えることを目ざすことが可能です。

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