コロナ禍での体づくり
「禍」ではありますが、逃れようがないなら味方につける策を考えるしかありません。
先日の取材でお答えした内容をご紹介いたします。
2020年4〜5月に緊急事態宣言が発令され外出自粛になったとき、当薬局で相談をされていたかたから、不安を訴える声を非常に多くお聞きしました。
その際、私は「今の状況は厳しいけれど、体づくりをするという意味では、〝自身の体と向き合うチャンス〞ととらえていただきたい。厳しい状況でもできることはあります」とお伝えしていました。
そして、2021年春になって、これまで以上に妊娠というご報告をたくさんいただきました。
みなさん、私たちの声に応えてくださり自宅で体づくりに励まれたかたです。
体外受精を再開して妊娠されたかたもいれば、これを機会に通院を見直し、漢方に切り替えて妊娠したというかたもいらっしゃいます。
このうれしいご報告をたくさんいただいたことを通して、〝体づくりをしておくことは、どのような状況であっても不可欠な要素だ〞と再認識しました。
クリニックでの不妊治療にしても、漢方薬などで体質改善をはかるにしても、妊娠をするための「手段」です。
どんな手段を選ぶにしても、妊娠するためには体そのものが妊娠できる状態であることは、不可欠な要素なんですね。
自宅でできる体づくりとしては、漢方的には「睡眠」が一番大事なことだと思います。
睡眠の影響は基礎体温にも現れますし、自律神経やホルモンのバランスへも影響も考えられます。
また、食事は、基本的には旬の食材を中心にバランスよく食べられるといいですね。
もし、体がだるい、頭がぼーっとする、熟睡できないなどといった不調を感じているなら、漢方的には血液不足も考えられます。
考えごとや悩みごと、ストレスでも血液はたくさん消耗しますから、食べ物においても血液をどんどん増やしていくようなイメージで栄養バランスを考えていただけるとよいと思います。
<オンライン相談について>
現在はZOOMを利用したオンライン相談が大半を占めていて、多くのかたと画面越しでお話をしています。LINEから予約が簡単にでき、ホームページにあるシートにご入力いただくだけでOKです。
「赤ちゃんはほしいけれど、どうしたらいいか分からない」「私のような人は、どんなことをしているんだろう」「こんな疑問はどこに聞いたらいいんだろう」というようなかたこそ、私たちにご相談を。
きっと何をすべきかが見えてきて、一歩踏み出していただけると思います。
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