どれくらいで効きますか?
時間の感覚は人それぞれですね。
不妊相談でも、3か月も待てないという人もあれば、2年は時間をかけたいという人もあります。
もちろん、目指す目的によっても必要な期間は違ってきますが、
症状と体質という考え方でみていただくと混乱しにくいのではないでしょうか。
症状は、現在感じている不調。
体質は、長年の蓄積から成立してきた、不調の元。
短期間で状態が変化するもの、たとえば風邪、口内炎、肩こりなどは数日の間で変化し、治るのも数日の問題です。
長年かかって変化してきた、または継続している状態、たとえば不妊、高血圧、糖尿病などは体質の問題です。
多くの病気は、どちらも関係しあっているのですが、
たとえば胃腸が弱いから口内炎ができる、風邪をひきやすいのは呼吸器系が弱いから、というかんじです。
関係の割合によって漢方薬は違ってきます。
どれくらいの期間で効きますか? の問いには、「服用直後から効いてきます」と言えるものもあれば
「最低でも6か月はかかります」というものもあるのです。
それは、その方の症状と体質と程度により算出されるものなのです。
大切なのは、時間や感覚をどのように受けとめるか、ということだと思います。
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