そもそも”不妊症になりやすいタイプ”とは
「どうして妊娠しづらいのか?」について見直してみましょう。
妊活をしていると、ふと「どうして私だけ?」と感じることがあるかもしれません。
健康には気をつけているし、生活習慣もそれなりに整えているのに、なぜか妊娠に至らない。
そんなとき、自分を責めたり、焦ったりしてしまうこともあるかもしれません。
けれども、ひとことで「不妊」と言ってもさまざまな原因があり、一見健康そうに見える人でもリスクを抱えていることがあります。
今回は「不妊症になりやすい特徴」について、少し違う視点から見直し、妊娠に向けた体づくりに役立つヒントをお伝えしたいと思います。
◎月経のリズムの見直し
初回の漢方相談時には、月経が規則正しいから大丈夫と思ってました!という声も聞かれますが、実は、月経周期が正常でも、排卵がうまくいっていないケースもあります。
また、周期が長すぎたり(90日以上)、短すぎたり(24日以内)する場合には、排卵障害も疑われます。
さらに、月経量が極端に多かったり少なかったりするのも要チェックです。
多すぎる場合は子宮筋腫や内膜増殖症、少なすぎる場合は癒着なども疑われます。
一陽館薬局では、漢方相談をもとに、経血量や痛みの変化をヒントにしながら、基礎体温と月経周期を照合して、ぶれない月経周期へ整えることにポイントをおきます。
◎子宮や卵巣のトラブル
子宮筋腫や子宮内膜症を指摘されたことがある方は、月経のトラブルをともなうケースも多く、程度によりますが表面的な対処では難しいと感じておられるのではないでしょうか。
子宮筋腫は、筋肉層にできる良性腫瘍で、着床に影響が及ぶと不妊症の原因になることがあります。
子宮内膜症は、子宮内膜が子宮以外の部位にできてしまい、炎症や癒着を引き起こし着床や妊娠維持が難しくなる場合があります。
一陽館薬局では、漢方相談をもとに、自覚症状がなくてもトラブルの発生源としての体質的な「瘀血」を改善する根本的な対処をご提案します。
体質改善には、個人差がありますが一定期間(数ヶ月〜数年)を要するため、できるだけ早い対応をおすすめしたいです。
◎性感染症や炎症について
過去に性感染症や骨盤腹膜炎の経験がある場合は要注意です。
たとえばクラミジア感染症は、日本でもっとも多い性感染症であり、卵管の癒着や閉塞を引き起こしやすい疾患です。
自覚症状がないまま進行することが多いため、気づかないうちにリスクを抱えていることがあります。
いざ妊活となり、不妊検査を受けて初めて発見されることも多く、早めにチェックしておくと安心です。
◎男性側の生活習慣も大事
不妊は女性だけの問題ではなく、男性側の生活習慣が大きく影響するケースも多々見受けられます。
特に、喫煙や過度な飲酒、食生活の乱れ、ストレスなどは、精子の質や量を低下させる要因となります。
一陽館薬局では、漢方相談をもとに、禁煙や節酒をスムーズに進めるカウセリングやストレスケア、ご夫婦の相互理解へのサポートなど、漢方でリラックスできる環境づくりをお手伝いします。
妊娠しづらいかも?と感じたとき、自分を責めたり、相手に原因を求めたりするのはとても辛いことです。
不妊症の原因は一つではなく、複数の要因が重なっていることがほとんどです。
自分やパートナーの健康状態を見直しながら、無理のないペースで向き合っていきましょう。
心と体を整えることで、自然と妊娠力が高まることもあります。
子宝漢方での体づくりは、身体面の体質改善には精神面の安定が大切と考え、「相談」に重きをおいています。
一陽館薬局では、焦らず、自分にできることから少しずつ取り組もうとされるお客さまにしっかり寄り添いサポートします。
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