その「当帰芍薬散」NGです!

「当帰芍薬散」は、婦人科の3大処方のひとつに挙げられますが、漢方薬は安全性が高いからといって根拠を無視して使用するのはおすすめできません。

市販品でも、処方箋製剤でも、広く知られている分、使用頻度も高いようですが、妊娠に向けての体づくりには私ども薬局ではあまり出番がありません。

漢方の“7の倍数説“にもあるように、特に35歳あたりを境に妊娠力は下降線をたどります。
中でも、最も大切な要素である「陰(いん)」は、言い換えると、体液・分泌液・血液といった“潤い“や“液体“のことで、つまり、卵子の卵胞液や卵管液とか、ホルモンとか、頸管粘液とか月経血などを指しますが.35歳以降は減少し始めます。
たとえば、生理の量が減ってきた、排卵前のおりものが少なくなってきた、子宮内膜が厚くならないなどにお気づきの方もおられるのではないでしょうか。

「当帰芍薬散」の適応は、ぽちゃぽちゃとした水分が多いタイプ(いわゆるむくんでいる)の水分過多を是正する漢方薬ですから、体内の余分な水分を排出するよう作用します。

ですから、陰が不足=「陰虚」世代には、年代なりの渇きが生じるため、さらにそれ以上に体内の水分を排出することは、不可欠なものの働きを妨げることになりかねません。

桃福宝では、碧珠が肝陰を養い、赤珠が経血の巡りを整え、黒珠が腎陰を補う処方となっており、35歳以降に必要な陰を養うことができるようになっています。
補陰により、新鮮な卵子、ホルモンの充実、居心地のよい状態に働きかけます。

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