すべて卵子の老化が原因?!
先日45歳で妊娠、心拍確認されたお客さまは、体外受精9回実施され、初回に陽性判定後に流産となって以降、妊娠の兆候は一度もなく、その後治療を休止され、漢方のみで半年後の自然妊娠となりました。
年齢的な不安を抱えながらですが、採卵は順調で卵子の状態も良好で、胚盤胞で凍結を経て移植もできましたが、着床に至りませんでした。
「なぜ?」の質問への答えは、「卵子の老化」、そして結果を出すには「やり続けるしかない」と。
卵子・精子の老化や劣化は、見た目の判断では分からないことも多いらしく、年齢からみても加齢の影響がないはずはありませんが、妊娠に至らない原因はそれだけなのでしょうか。
納得できず、いったん不妊治療を停止して、真剣にご自身の体調や日常生活に向き合うことにされました。
そうすると、これまで普通のことだと思っていたことの積み重ねが、妊娠を抑制する条件になっていたということに気づかれました。
私は、彼女に初回の漢方相談で、妊娠できない理由が、きっと不妊治療以前から変わらず、改善されるきっかけもなく続いているという見解を説明しました。
医学的に病気ではない「体質的な問題点」は、「そういう体質だから」といえば、完結してしまいますが、体質から改革していくことができたら、根本から条件は変わります。
このようなケースでは、子宮の着床環境に体質的な血行不良や血液不足の可能性が考えられます。
なぜそういった可能性を挙げるかといえば、ほとんどのお客さまで、日頃の体調や生理の様子に、体質からくる特徴的な症状が現れているのです。
さらに、漢方の理論的に着床環境の改善を進めていくと、結果的に着床することも珍しくはないのです。
漠然と「年齢のせい」としてまとめられていることも、ひとつひとつ丁寧に回復修繕していくことが大切なことだと思います。
お客さまの疑念をひとつひとつ紐解くお手伝いをさせていただきます。
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