じゃあ、どうして妊娠しないの?!
医学的な不妊原因もなく、漢方を始めて体調もいい感じになってくると、かえって緊張感が高まるかたがあります。
基礎体温もキレイになると、期待値も上がるのも当然ですね。
過去には、基礎体温がガタガタだから、冷え性だから、・・・・ナニカニつけて妊娠しない理由付けをしていた時期もありましたが、調子が良くなった自覚が高まると、次は、調子がいいはずなのに妊娠しないのはなぜ?という疑問が生まれます。
妊娠しない理由は、何でしょうか。
妊娠しやすい条件をもう一度見直してみると、ヒントがあるかもしれません。
まずは、男性と女性の双方に、医学的不妊原因にあたるものがないか?
これは、できるだけ早く確認しておきたいですね。
次に、妊娠に相応する夫婦関係があるかどうか。
特に自然妊娠・タイミング療法では不可欠な条件です。
ここでの問題は、「妊娠に相応する夫婦関係」の解釈です。
「月1~2回程度で、排卵日狙い」では妊娠することはあっても、妊娠しやすい状況にあるとはいえません。
もちろん、人それぞれであり、夫婦の事情次第ではありますが、私たち第三者からみた意見としては、妊娠に至りにくい状態が一定期間以上ある場合に、排卵日だけを目指していたのでは、゛的当て゛をしているようなもので、難しいのではないでしょうか。
普通に的の中心を狙っても当たらないなら、放つ矢の数を増やしたり、場合によっては、もっと近い距離から矢を放ったり、さらに的自体を当たりやすい形式に変更したりする工夫も考えましょう、ということです。
そして、妊娠が的当てと違うのは、私たちは、生きものであること、妊娠は、生命の誕生に関わること。
だから、心、気持ち、感情、想いを通わせることができるし、必要なことでもあります。
不妊治療でいわれる「ステップアップ」というのも、こういう状態がベースにあっての、さらに次ステージへの進み、ということではないか、と思うのです。
「医学的な不妊」「夫婦関係」の次には「ストレス」も見逃せない要素です。
何が間違っている?、どこが悪い?、思い通りにならない、自分を責めたり周囲の目が気になったり、心ない言葉に傷ついたり・・・・日々さまざまなストレスと向き合う中で、消化不良のようになってしまうことがあります。
消化不良を起こして何も受け付けられない状態になってしまっていると、せっかくの前向きな努力さえもストレスになってしまったりします。
「妊娠」を受け入れる余裕を、体にも心にも持っていたいですね。
「どうして妊娠しないの?」の答えは、明確なものばかりではないかもしれません。
人それぞれでもあります。
自分らしさを見失わないように、窮屈になりすぎないことも大切だと思います。
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