お客さまの”卵子の声”
何年も通院し採卵を続けていると、ある時から卵胞が育たなくなり、
年齢的に仕方ない・・、
もっと治療を頑張らなければ・・
と思われる方もいらっしゃると思います。
こちらのお客さまもそうでした。
卵胞も2年前くらいのように5個も見えてて
びっくりしました!
いつも1〜3個しか見えてなかったので。。
ありがとうございます。
個人差はありますが、一定期間治療を継続することで結果につながることもありますが、刺激に応答する力には限りがあり、無理をし続けると負担が大きくなり消耗してしまいます。
自然のペースを崩すことは、どこかで「崩したペースを維持すること」が必要になってきます。
余力がある間は、「崩したペースを維持すること」ができますが、補うことなく消耗し続けると使い果たしてしまうのです。
この卵巣の応答する力を漢方的には「腎精」といいます。
腎精を養うことは、単なる疲労回復や体力づくりではなく、「一生をつかさどる全体のエネルギー基盤をしっかり整える」という深い意味があります。
「腎精」には、
◎先天の精:親から受け継ぐ生命力。生まれつき備わるもので、成長・発育・老化に関わるもの。
◎後天の精:飲食物から得られる栄養を元に、脾胃が生成し、腎に蓄えられる精。生活習慣によって増減するもの。
腎精が不足すると、子どもや若年層では成長や発育の遅れ、不妊、性機能の低下、白髪・脱毛・老化の進行、免疫力の低下、骨粗鬆症、腰痛、足のだるさ、更年期症状(めまい、耳鳴り、物忘れなど)が起こりやすくなります。
特に、妊娠においては、卵子や精子の質、ホルモン分泌、精力全般において最も基本となる欠かせない条件です。
漢方では、腎精を養う=「補腎」という考えがあり、必要性の高い要素を補うための処方もさまざまです。
一陽館薬局では、漢方の補腎薬の活用と、生活習慣の改善や食養生についてお一人おひとりに合ったご提案をおこなっています。
成果の得られない治療は、継続の意味そのものを見直すべきだと思います。
体が整えば結果は違ってきます。
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