いったい、いつから漢方は「最後の砦」になったのでしょうか。
奈良も桜が満開となり、お花見日和が続いています。
さて、この数日の間でも、長い希望の期間を経て妊娠されるお客さまに、感動と活力をいただいています。
ご遠方の方には電話越しでありながらも、互いに声を震わせながら喜び合えるひと時は、ひとりの努力だけでは実現することはできない賜物です。
一方、新たにご相談に訪れるお客さまもあります。
その多くのお客さまは不妊治療を受けたものの妊娠に至らず、迷いや不安を感じたり、場合によっては相当行き詰った状況の方もいらっしゃいます。
困難な状況のかたほど、「一陽館(漢方)を最後の砦として・・」「藁をも掴む・・」などと言われます。
ご心情は察するに余りあるところです・・が、そのような時、漢方というものの役割や認識について少しひっかかってしまいます。
そのような窮地に立った状態に頼るほどの「漢方」って、よほど頼りにされているのか、逆に、そこまで不確かなものなのか・・?
本当は、そんな時こそより確かな根拠ある方法を慎重に選択すべきではないかと思うのですが。
漢方への期待値は相当なものです・・不妊治療でも不可能であったことを格安の費用で、しかも「いつ効果が出ますか?急いでいるんです・・」と。
それほどの「漢方」とは、いったいどれほどのスゴイ効能があるのか・・と思ってしまいます。
焦る気持ちは、十分に受けとめさせていただくつもりです。
そして、漢方をご検討いただいたならば、できるだけ早めにご相談いただき、少しでも早く「体づくり」を始めていただきたいと思います。
漢方は、ミラクルをお約束できるものではありません。奇跡はお客さまご夫婦の力です。
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