あらゆる「冷え」の対処法
地域差、気温差が大きい時期ですが、夏のピークに比べて「冷え」を感じる方からのご相談が増えてきました。
漢方は、冷え対策といってもバリエーションが豊富です。
個々人の体質に応じて、冷え対策に必要な漢方薬も違ってきます。
ですから、できるだけ詳しく「冷え方の状況」についてお伝えいただくことが、適切な冷え解消法にもつながります。
たとえば、
どの辺りに冷えを感じるのか?
いつ、どのような時に冷えるのか?
一時的な冷えか慢性的な状態か?
冷えることによってさらに不調を誘発しているか?
食事や生活面に原因があるか?
どのような対処をしているか?
など、ご自身の「冷え」に向き合ってみていただくと、どのような部分に漢方が必要なのかも見えてきます。
たとえば、血液不足タイプの「血虚」体質の方と、血液は不足しているわけではないが血行不良タイプの「瘀血」体質の方では、求められる漢方の作用も異なります。
また、胃腸が冷えて下痢をする方と生理の時に寒気がして体調を崩す方と手足の指先が年中冷たくて困っているという方では、それぞれタイプが異なります。
冷えているのだから、とりあえずは温めればよいということではありますが、根本的な体質から変わるには、タイプに合った日々の正しい積み重ねが大切です。
気になり始めたら、お早めにご相談ください。
この記事へのコメントはありません。