「卵子の質」と「年齢」そして。
「どうしてですか?」と質問したら
「卵子の質の問題かな・・」
という返答がありました、と言われます。
卵子の質が良くなれば・・・
とお悩みの方もおられるでしょう。
妊活は「卵子と精子」のペアが成立しないことには始まらないのです。
ひとつの卵子に対し、圧倒的な数の精子。
どうすれば卵子の質が良くなるのでしょうか。
卵子の質と年齢が体外受精成功を決める!
と信じ込み、自身ではどうにもならない壁に八方塞がりかと思いきや、
数日前に妊娠が確定された今回のケースのようなことも現実です。
あと1回の体外受精を残し、ここ3回連続の採卵で、➀受精せず、➁空胞、➂育たずキャンセル、といった状況でスタートラインに立つことさえできない、とのご相談です。
このようなケースは40歳代には割合的に多くなるのですが、ご提案したポイントは2点です。
1、いつでも着床(妊娠)できる子宮にしておきましょう。
2、移植というスタートラインに立つことを優先して作戦を立てましょう。
採卵できずにとどまっている方にとっては、少し現実的でないと受け取られることもありますが、採卵できてもこの2つのポイントを通過できなければ、卵子が何個あってもグレードがどうであっても結果的には同じではないでしょうか。
今回のお客さまの決断ははっきりしていて、この2つのポイントにしっかり焦点を当てた体づくりに取り組まれました。
漢方の飲み方も毎周期ご相談いただきながら、二人三脚の日々でしたが、結果、自然周期新鮮胚盤胞移植に成功、妊娠を迎えられました。
卵子の質を優先した採卵、無理なく着床できる状態を大切にした移植、ご自身が自信を回復するための貴重な時間、どれも必要なことだから着実さが決め手となったのではないかと思います。
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