基礎体温グラフの見かた
基礎体温は毎朝計っているけれど、今ひとつ状況を理解するに至らない、という声もあります。
私たちのように、毎日いろんなタイプに触れていると、ある程度わかるのですが、生理と同じように、自分としか向き合っていないと、何が普通なのかがわからないのも納得できます。
ご自身の基礎体温の波形から体質を知るのはそう簡単ではないかもしれません。
基礎体温の活用ステップを挙げてみます。
①ご自身の波形からタイプを見極める。
最も基本的なことであり、ある意味最も難しいのが「正確に計る」ことではないでしょうか。
同じような毎日といっても、朝起きる時から、1日の活動を経て就寝、睡眠状態まで全く同じという日は、1日もなく、さらに、天候や季節による影響も加わる中、一定であることはとても難しいかもしれません。
②波形タイプは、複合的です。
単純に血行不良や体力不足、卵巣機能を示すだけでなく、ストレスや疲れ具合も入り混じった自律神経系の影響も含んだ、複合形ですから、ひとつのパターンとは限らないのです。
③タイプを知ることは、改善への一歩です。
体質や問題点が把握できたら、最適な漢方で改善することが大切です。
むしろ、何を改善すればより好ましい安定した基礎体温になるか、を探るためにタイプ分析をするといえます。
病気や原因の検査で見受けられることですが、検査して問題点がわかった時、問題点そのものを解決するのではなく、問題点により起きた有害事象に対して対策をとる、または、経過観察になる場合もあります。
漢方では、原因そのものに対応することで、有害事象の原因となっていた点が解決されるため、有害事象が起こりにくいように変えていきます。
基礎体温グラフも、ガタガタや長過ぎ短過ぎ、高過ぎ低過ぎや維持力不足などの要因を解決すれば、安定感とメリハリが出来てくるはずです。
子宝漢方を利用するなら、ぜひ基礎体温とセットで体づくりに臨んでいただきたいと思います。
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