冬の妊活は腎を養うことから
妊娠に限ったことではありませんが、
漢方や東洋医学にもとづく理論に触れられたときに
「腎」や「補腎」という言葉を聞かれたことがある方もいらっしゃると思います。
いろいろと奥深い領域はともかくとして
「腎」=生命力の源
と定義されています。
つまり、自身の生命力でもあり、次世代の生命につながる生殖にかかわる力といえます。
発育、成長、出産、老化など、生命の道のりは「腎」に支配されています。
「腎」は、腎臓としての内臓、水分代謝など内分泌、といった現代医学の役割も含みます。
ホルモン分泌の力も、卵子の発育も、着床し妊娠維持も、「腎」次第といえます。
腎のパワーを「精」といい、生命維持の原動力は「腎精」と言われています。
「腎」が活躍する季節が冬です。
腎は活躍といってもパワフルに動き回るのではなく、体を支える根っことして深く太く広く充実していきますので、腎を元気にするには休養=睡眠が最も大切な条件です。
私たちは冬眠はしませんが、冬に太りやすいというお声も多く聞かれるように、栄養を蓄える時期なのです。
いかに滋養できたかが、生殖力発揮の原動力となります。
充電のための「長い夜の時間」をやり過ごさないためにも、極力早く寝てフルパワーにしたいものです。
もっとも身近な心がけ次第でできることから始めてみましょう。
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