二人目不妊は年齢の問題?
二人目の妊娠を見据えた時、多くの場合、“年齢“を気にされるのは当然かもしれません。
その不安が的中するかのように、病院へ行っても“年齢“の影響を指摘されると、気持ちは早く高度治療を受けて可能性を確保しなくては・・となるのも理解できます。
ただ、そこからが問題で、懸命に採卵→移植を繰り返し、結局、妊娠できないまま保険診療の回数を使い果たされるケースがあります。
何年も頑張ったのに・・
保険適用の回数を終えたものの妊娠には至らず、気力も体力も尽きかけているという方もおられると思います。
「もうこれ以上何をすればいいのか分からない」という声はすっかり自信をなくした力ない表情です。
その深い疲れと虚しさに、私たちは何度も触れてきました。
このようなご相談をいただいた場合、私はお客さまに対して真正面から向き合いたいと思っています。
事実としてあることは、二人目不妊の場合は、一人を妊娠し出産された経験があるということ。
つまり、条件がそろえば再現できる可能性があるということです。
そして、有利ではない点は、年齢が進んでいること。
つまり、医学的に問題がなくても“弱り“が影響することを考慮しなくてはならないということです。
決して楽には得られない可能性を、少しでも高める取り組みをするかどうか、信念なくしては始まらないことだと思っています。
しかも、年単位での治療では多くの薬も使われ、ときに卵巣が腫れたり、経血量が減少したり、基礎体温も乱れたりすることもあったとしたら、そのダメージを回復することも大切なことです。
悲観すべき事ばかりではないけれど、厳しい条件を抱えていると言わざるを得ない中で、それでも目指す“意志“が必要だと思うのです。
漢方では、妊娠は「天・地・人」のバランスが整って初めて実を結ぶものと考えます。
体外受精での妊娠が難しかった背景には、目に見えない冷えや血の巡りの停滞、ホルモンバランスの乱れ、気の不足やストレスの蓄積など、複雑に絡み合う体質的な要因が潜んでいることがよくあります。
●出産・育児を経て身体に慢性的な疲労が蓄積している
●年齢とともに「腎」の力(生殖力)がゆるやかに衰えている
●一人目育児のストレスや睡眠不足により、ホルモンのリズムが崩れている
たとえば、出産で消耗した「血」や「気」を補い、冷えやストレスで滞っている「気血の巡り」を整えること。
あるいは、加齢によって衰えやすい「腎精」を補って、生殖力の根本を底上げすること。
このような「体質の整え方」が、再び妊娠の可能性を育む土壌をつくるポイントとなります。
一陽館薬局では、「もうチャンスはないのかもしれない」と感じている方にこそ、体に自然な漢方の“確かな力“を知っていただき「授かる力」に向き合う選択肢を持てるようにサポートしています。
「授からなかった」という結果だけでなく、「ここまでがんばってきた自分」を労いながら、「これからの可能性」に寄り添えたらと思います。
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