コロナ禍の妊活から
以前の日常生活が戻りつつあると感じる日もあれば、まだまだ影響は続いていると感じる日もあります。
先日のニュースにもありましたが、感染による熱など急性期の症状がいったん治まっても、2〜3ヶ月は後遺症とされる不調が起こるか、咳や味覚障害などの症状が長引く可能性があるとの見解が示されています。
当然、排卵や精子の状態、基礎体温などにも影響が見受けられるケースも増えています。
たとえば、2人目ご希望のご夫婦のケースでは、女性が医療従事者であり、コロナ禍のここ数年は高頻度で夜勤か続き、自宅よりも職場で細切れの仮眠でつないでおられたそうです。
第1子は自然妊娠でしたが、今回はなかなか授からないため不妊治療を開始されて、約1年が経とうとしています。
人工授精を続けていますが妊娠に至らず、体外受精を検討するかどうかとお悩みです。
また、子宝漢方を始めて5ヶ月目のお客さまでは、初回の周期は効きめの実感とともに基礎体温にも安定感が見られましたが、2周期目に女性が新型コロナに感染され、排卵が約1周期遅れました。
高温期も短くなり、ようやく体調も落ち着いてきたかと思われる先々月は、今度は男性が新型コロナに感染し、体調が優れない日が続きました。
子宝漢方のご利用期間は半年近くになってはいても、ご夫婦が時間差でコロナ不調が起きることになってしまったため、積極的な妊活が難しい状況でした。
いずれのケースも、「新型コロナに振り回された」といった印象です。
立場的に体力的な負担をかけながら頑張ってくださったことを責めるわけにはいきませんが、困難な状況の中での妊娠も難しかったと受けとめるしかない、とも思います。
ご夫婦の感染時期がずれることで、ご夫婦としての不調期間が長くなってしまったことも仕方がありませんが、過ぎた時間を取り戻すことも不可能です。
ですが、妊娠を遠ざける理由がわかれば、その理由が解決され、妊娠に向けて体づくりを重ねていけば、ここからは真っすぐに進むことができるはずです。
だから、慌てないことも大切です。
割り切れない気持ちは、カウンセリングの際にぜひお話ください。
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